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橙「それしか思いつかん」
緑「何でそうなるかな…」
橙「やってあべちゃん俺のしか触らんやん。つまり俺の触ったって何とも思っとらんのやろ？」
緑「違うよ」
橙「じゃああべちゃんの触ってもええ？」
俺はあべちゃんのに手を伸ばそうとしたが
緑「ダメ」
手を弾かれた。
橙「………」
緑「あ、いや…」
橙「そうやんな。そりゃ好きじゃない奴に触られたって嬉しないから嫌よな」
緑「ごめん康二。でも違うの。ごかi母｢康二ー、阿部くん。皆揃ったから始めるわよー｣」
橙「今行くー！あべちゃん行くで」
緑「康二！」
腕を掴まれたが思わず振り払ってしまい、お互い気まずい空気が流れたからそれを誤魔化すように下に降りた。
その後のバーベキューはあまり覚えとらん。
ただあまり楽しめてなかった事は覚えとる。
照兄に心配かけてもうたな…。
来週のあべちゃんとの授業までには戻れるかな…。
ーーコンコンッ
橙「はーい」
ーーガチャッ
黄｢康二｣
橙「照兄…」
黄｢阿部と何かあった？｣
橙「な、何で？」
黄｢2人とも話して無かったから｣
橙「お…俺が勉強飽きたとか言うてしもうて中断させてしもうて…あべちゃんに謝らななぁ」
黄｢そっか…｣
多分そうじゃないって照兄は気づいてるんやろうけど、あえてそういう事にしといてくれてるんやろなと思う。
橙「…照兄」
黄｢ん？｣
橙「あべちゃんと仲良いピンク髪の子知っとる？」
黄｢あぁ、佐久間？｣
橙「さくま…」
黄｢何でそいつの事知ってるの？｣
橙「いや…たまたま昨日街中であべちゃんに抱きついてるの見かけて誰やろなって」
黄｢あいつ相変わらずところ構わずだな。佐久間大介っていってな、俺と阿部の高校の時の同級生。阿部はさ、佐久間と出会って色々変わったんだよ。阿部にとって佐久間はターニングポイントの1つなんじゃないかな｣
橙「………」
そんな大事な人に俺なんかが勝てる訳ないやん…いや、そもそも元から勝ち目なんて無いけどな。
やって俺はヒロインになれへんから…。
橙「あ、そう言えば昨日目黒くんって子に会ったで」
黄｢は？目黒…｣
橙「あべちゃんと知り合い言うとったから照兄も知っとんのかなって思ったんやけど」
黄｢大丈夫だった？｣
橙「へ？何が？」
黄｢あいつ年上ばっか狙ってるから康二みたいに騙されやすいタイプは狙いの的なんじゃないかなって｣
橙「それディスっとる？」
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櫻山漣(プロフ) - 烏兎さん» 烏兎さんコメントありがとうございます！雰囲気が好きと言って頂き光栄です(T T)頑張ります！ (8月5日 20時) (
レス) id: 07e2e382ce (このIDを非表示/違反報告)
烏兎(プロフ) - コメント失礼します。雰囲気がすごい好きな作品だったのでコメントしてしまいました！作者さんのペースでの更新楽しみにしてます！！ (8月5日 17時) (レス) @page8 id: 19184b97e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻山漣 | 作成日時：2023年8月4日 14時
