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赤｢翔太…。おはよう、俺ちょっと外出てくるから。また後でね｣
昨日の事何て無かったかの様に振舞い翔太に背中を向けて歩き出す。そうしなきゃ楽屋とかでも皆に不自然に思われるから。
そう思っていたのにーー
青｢待ってよ｣
赤｢っ…｣
翔太は腕を掴んで来て俺を引き止める。
赤｢っ何｣
青｢…昨日の事聞きたい。お前が思ってる事全部知りたいっ…！あと、俺の話も聞いて欲しい｣
それから2人で外に出て、人が少ないところを探した。
青｢昨日のさ…代わりじゃ無い、って言葉…｣
言って良いのだろうか。いや、ここまで来たら康二との関係を翔太に話さざるを得ないだろう。康二ごめん。と、心の中で謝り翔太に話した。
赤｢きっかけはさ、俺が康二に｢好きなんでしょ、目黒の事｣って言った事何だ｣
青｢え…｣
赤｢俺にも好きな人が居て、康二にも居る。こんな絶好な機会無いと思って康二にお互いの寂しさ埋めあわないかって誘った。そして康二は乗ってくれた。つまり俺も康二も同意の上で好きな人の代わりにしてたんだ。だから直接康二への気持ちは無い。ただお互いを通して好きな人の名前呼んだり好きって言ったり間接的に好きな人への気持ちをぶつけてた｣
青｢…なぁ、それってさ、もしかして…｣
翔太はその先を言い淀む。でも俺らは長く一緒に居るからさ、相手の言いたい事分かっちゃうんだよね。
なのに何で相手の気持ちは読めないんだろう。これ程辛いことは無いよね。
赤｢うん…そうだよ。俺が好きなのは翔太だよ｣
青｢っ…ほ、んと？｣
赤｢？翔太｣
青｢嘘だったら針千本飲ますからな！｣
赤｢えぇ…それは嫌だなぁ。まあそもそも嘘じゃないけどさ｣
青｢…涼太がさ｣
赤｢うん？俺？｣
青｢康二の気持ちが落ちてるのいち早く気づいたりして話しかけたりしてるから誰よりも康二の事見てるんだなって思って…落ち込んでた。涼太は康二の事好きなんだってすっげー思ってた。俺は康二に勝てないなって…｣
ん？待って…つまりそれって…
青｢だから、何が言いたいのかっていうと…ていうか俺の話も聞いて欲しいって言うのはつまり…お…れも、涼太が好きって事…｣
赤｢翔太…。俺が昨日代わりじゃ無いって言ったのに対して確信持ってくれたの？｣
青｢ん…大体は｣
赤｢ははっ、自分からは言いたく無いから俺から言わせようと誘導した訳ね｣
青｢わ、悪ぃかよ！俺は言わせたい派だっていうのはファンでも知ってる事だから良いだろ別に！｣
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櫻山漣(プロフ) - 烏兎さん» 烏兎さんコメントありがとうございます！雰囲気が好きと言って頂き光栄です(T T)頑張ります！ (8月5日 20時) (
レス) id: 07e2e382ce (このIDを非表示/違反報告)
烏兎(プロフ) - コメント失礼します。雰囲気がすごい好きな作品だったのでコメントしてしまいました！作者さんのペースでの更新楽しみにしてます！！ (8月5日 17時) (レス) @page8 id: 19184b97e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻山漣 | 作成日時：2023年8月4日 14時
