10 ページ24
俺はだてに駆け寄った。
橙｢だて……後で話があんねん｣
赤｢康二、さっきはごめん。俺も話したい事あるんだ｣
俺らが話とる時めめとしょっぴーも何か話とる様だった。
仕事終わり、俺とだては近くの居酒屋に入って、個室に案内してもらった。
乾杯してご飯も届いたタイミングくらいで二人して｢実はさーー｣と、ハモった。
橙｢ははっ、だて先言うてや｣
赤｢いや、康二からで良いよ｣
橙｢何やねんこの譲り合いwじゃあ俺から言うな？｣
話そうとした時
青｢れっすー｣
黒｢おつかれ、さっきぶり｣
赤｢………｣
橙｢………え？いつ呼んだん？｣
赤｢は？康二が呼んだのかと思った｣
青｢違ぇって。いやホントたまたま｣
黒｢俺らも話したい事あるから飯行こうって話してて、ここ入ったら店員さんに｢宮舘さんと向井さんもいらしてましたよ。ご一緒になられますか？｣って言われて。もうこうなったら4人一緒の方が都合が良いやって思ってお願いしますって言ってここにしてもらったの｣
青｢つー訳だから、ほら、涼太そっち詰めろ｣
赤｢あ、うん｣
状況が呑み込めてない感じでだてはしょっぴーの指示に従った。
黒｢何ボーッとしてんだよ。康二も奥詰めて｣
橙｢あ、ごめん｣
わけも分からず4人で暫しの沈黙があった。
橙｢……なぁ、もしかしてめめも同じ事考えとった？｣
黒｢そうかも？｣
赤｢翔太も目黒に言おうとしてた？｣
青｢…って事は涼太も？｣
黒｢…最初はしょっぴーだけに話すつもりだったんだけど、良い機会だから皆聞いて｣
青｢おう｣
赤｢うん、どうしたの｣
橙｢？｣
黒｢俺、恋人出来た｣
青｢……はぁ？！｣
赤｢それは……｣
だては俺の方を見た。心配してくれとるみたいやけど無用やでという意味を込めてしっかりだての目を見て頷いた。
黒｢しょっぴー今まで嘘付いててごめん。俺ね、本当は好きな人居た。でもしょっぴーの良き相談相手でいたくて話せずにいた｣
青｢そっか……ちなみにどんな奴？｣
待ってしょっぴー。それ本人前にして聞かんでくれへん？…って、俺って気づいてへんのか。
黒｢可愛くて、危なっかしくて目離せなくて、温かくて可愛くて、繊細で儚くて、可愛い奴｣
赤｢可愛いばっかじゃん…｣
黒｢そしてトイレで告白して来るような変わったヤツ｣
橙｢おおい！だから言わんでええねん！忘れろや！｣
赤青｢｢………え………｣｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
櫻山漣(プロフ) - 烏兎さん» 烏兎さんコメントありがとうございます！雰囲気が好きと言って頂き光栄です(T T)頑張ります！ (8月5日 20時) (
レス) id: 07e2e382ce (このIDを非表示/違反報告)
烏兎(プロフ) - コメント失礼します。雰囲気がすごい好きな作品だったのでコメントしてしまいました！作者さんのペースでの更新楽しみにしてます！！ (8月5日 17時) (レス) @page8 id: 19184b97e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：櫻山漣 | 作成日時：2023年8月4日 14時
