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黒｢…それってさ｣

橙｢…多分めめの思ってる通りで合ってるで｣

黒｢そっか……｣

橙｢聞かないんやな。俺がだてを誰の代わりにしてるのか｣

黒｢まあ…気になるけど、それを話すかどうかは康二次第じゃん｣

橙｢……めめ｣

黒｢ん？｣

橙｢せやからめめなんやで？俺の好きな人｣

黒｢え……｣

橙｢ははっ……キモイやろ？やからな、ここ出たら全部忘れてな？｣

黒｢………分かった｣


めめはお腹に回っている俺の腕を解き、トイレを出た。


橙｢あーあ。全部終わってしもうたな……｣


だては大丈夫なんかなぁ。ちゃんと戻ってればええけど。
まあその為に俺らの関係があるんやけど。


橙｢人の心配よりまずは自分かぁ……｣


悲しくなんか無い。って言ったら多分嘘になるけど、不思議と涙は出んかった。


橙｢……よしっ｣


俺は頬を数回叩き、トイレを出た。


橙｢そういえばもう皆揃ってるんやろうか｣


荷物楽屋に置きっぱやから変に思われてへんかな。
まあ昨日食べすぎてお腹壊してたとか何でも適当に嘘付けるか。
舘さんの事聞かれたらどないしよう……。


橙｢うーん……｣


そんな事を考えながら廊下を歩いとったら突然誰かに背後から抱きつかれた。


橙｢うわああぁぁああ！！｣

黒｢はっはっは！うるせぇ｣

橙｢ち、ちょ……はぁ……み、めめか……ホンマ驚かさんといてやー。寿命50年は縮んだわ…｣

黒｢じゃあもう寿命尽きるじゃん｣

橙｢今の無くても80歳しか生きれてないやん！まだまだ生きるつもりや！｣

黒｢ハハハッ……康二。今度は俺の話聞いて？｣

橙｢このまま？｣

黒｢うん｣


さっきは俺がめめを後ろから抱いてたが、今は逆で俺がめめに抱きつかれてる。


橙｢なぁめめ。俺さっきめめに好き言うたやん。あんなキモイ事言うてもまだこういう事してくれるん？｣

黒｢は……そんな話知らないし｣


忘れてって言った事こんな時でも守ろうとしてくれるん？


橙｢…忘れようとしてくれてありがとうな？嫌やったよな｣

黒｢……じゃあさ。俺のこの気持ちも気持ち悪いって事？｣

橙｢？｣

黒｢俺さ、康二の事……好きなんだよ｣

橙｢えっ……えぇ？！｣

黒｢康二は？｣

橙｢俺はさっき言うたやん…｣

黒｢だからそんな出来事知らないから最初から｣


さっきの出来事無しにしてまた言わせようとしとるん？














ハロルドE列の真ん中でした(*´ω`*)
やっぱFC枠で当選するといい席なのかな。
自分的にはまたと無い神席です！

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櫻山漣(プロフ) - 烏兎さん» 烏兎さんコメントありがとうございます！雰囲気が好きと言って頂き光栄です(T T)頑張ります！ (8月5日 20時) (レス) id: 07e2e382ce (このIDを非表示/違反報告)
 烏兎(プロフ) - コメント失礼します。雰囲気がすごい好きな作品だったのでコメントしてしまいました！作者さんのペースでの更新楽しみにしてます！！ (8月5日 17時) (レス) @page8 id: 19184b97e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：櫻山漣 | 作成日時：2023年8月4日 14時

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