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ーーガチャンッ
玄関からドアが開けられた音が聞こえた。
黄｢おいーー｣
照兄の焦った声が聞こえたから照兄帰って来たんやな。
そしてドタドタと階段の駆け上がる音が聞こえる。
その間に目黒くんとの距離が縮んでいく。
あー…このまま目黒くんに流されるんのも悪くないかもしれんって思ってしまった。
ーーバァンッ
ドアの開く音と同時に｢康二！｣と名前を呼ばれた。
橙｢！！？うえぇい？！｣
一気に現実に戻されるように身体が思い切り跳ねた。
橙｢…あ、あべちゃん？な、何で？｣
緑｢………｣
あべちゃんは無言で近づいて来た。
そして目黒くんの腕を掴み、引っ張った。
緑｢…めめ、どういうつもり｣
あべちゃんは目黒くんの胸ぐらを掴みあのあべちゃんからは想像もつかないくらいの低い声が発せられてた。
黒｢ははっ、やっぱり来た｣
緑｢めめ！｣
黒｢大丈夫だよ、何もしてないから。後は2人でどうぞ？｣
橙｢え、何なに？｣
黒｢康二くんとの電話切った後俺があべちゃん呼んだの｣
目黒くんは服を着て、｢じゃあ康二くんまたね。今度は普通に遊ぼうね｣と言って部屋を出て行った。
黄｢お前何がしたかったの｣
黒｢…久しぶりだね、岩本くん。そんな怖い顔しないでよ。岩本くんの大事な弟に手出したりしないって。俺はただ2人のキューピットになってあげただけだよ？｣
黄｢だからってもっとやり方あったんじゃないの｣
黒｢元はと言えばずっと2人を近くで見て来た岩本くんが焦れて家庭教師の提案するからでしょ？更に自分が実家帰るって言えば康二くんがテンション上がって前の日に買い物行くの見越して恋人の佐久間くん召喚してあべちゃんと歩かせたりしたから余計に拗れたんでしょ。もしあべちゃんから写真見せられて無かったり俺がたまたま通りかからなかったらどうしてたの。もっと拗れてたんじゃない｣
黄｢んー？何の事｣
黒｢うっわ。白々しい。まあいいや。お邪魔しました｣
緑｢康二本当に何もされてない？！｣
橙｢何もの基準が分からんけど、ただベッドに横になってシャツのボタン外してって言われただけやで｣
緑｢そっか……良かった｣
橙｢何であべちゃんそんなに焦っとるん？｣
するとあべちゃんは目黒くんとのトーク画面を見せてきた。
黒康二くんって無防備だよね。
何も疑問持たずに俺の事家入れて。
これじゃ何かされても何も言えないよね。
橙｢えー……何なんこれι｣
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櫻山漣(プロフ) - 烏兎さん» 烏兎さんコメントありがとうございます！雰囲気が好きと言って頂き光栄です(T T)頑張ります！ (8月5日 20時) (
レス) id: 07e2e382ce (このIDを非表示/違反報告)
烏兎(プロフ) - コメント失礼します。雰囲気がすごい好きな作品だったのでコメントしてしまいました！作者さんのペースでの更新楽しみにしてます！！ (8月5日 17時) (レス) @page8 id: 19184b97e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻山漣 | 作成日時：2023年8月4日 14時
