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《目黒side》
俺が合流した時には、Aの顔が明るくなってた。
ジェシーくんに悩みを聞いてもらって、気持ちが軽くなったんだと思う。
俺が来てから、バカみたいに飲むA。
これ、酔い潰れる気だよね？
トイレに向かう足取りは、まだフラついてないけど。
ジェ「なんでAは素直じゃないんだろうね？」
目黒「なんでなんすかね」
ジェ「Aはさ、ずーっとアンチの声を気にしてる」
目黒「えっ！？」
ジェ「俺以外に話したことないと思うけど、これはデビューが決まる前からだよ」
目黒「……今は特に気にしちゃう時期？」
ジェ「今回はメンタルがだいぶやられてるかも」
目黒「…俺に話してよかったんですか？」
ジェ「今のAを、俺だけで守りきれる気がしない」
目黒「ジェシーくんから見ても、深刻そうなんですね…」
ジェ「あの子は繊細すぎるよ」
目黒「俺に出来ることは何でもします！せっかく教えてもらったので、この機会を無駄にはしません！」
ジェ「SixTONESにいたら、ちょっとは違った未来があったかな？」
目黒「………ジェシーくんには悪いけど、AはSnowManでよかったんです！俺と一緒にデビューして、絶対にテッペン取るんで！」
ジェ「ふふっ(笑)ホント、Aにそっくり」
目黒「そうですか？」
ジェ「しょっぴーに言っといて。Aを守れないなら、俺がもらうって」
目黒「…わかりました」
ジェシーくんの目がガチ。
樹くんもジェシーくんも、Aのことを本気で思ってくれてありがたい。
本人がその気持ちに気付いてるのかは知らないけど、知っててもその気持ちに応える気はないと思う。
それはSnowManのメンバーに対しても同じだから、Aを落とすのって難しそう(笑)
俺、余計なこと考えなくていい弟でよかったと思うもん！
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作者名：夏めめ | 作成日時：2023年3月9日 14時
